1973年7月9日(月)「早稲田解放大集会」に800名結集。支援党派色目立つ。

提供: 19721108
移動先: 案内検索

【概要】

品川公会堂で「早稲田解放大集会」を開催。800名が結集した。反帝学評、中核が参加し、党派問題が浮き彫りになった。

【2回目の学外集会】

6月13日の「負けるな早稲田大集会」に次ぐ「早稲田解放大集会」が品川公会堂で開催された。主催は二文自治会、教育自治会で、11.8サークル連絡会議、早稲田祭実行委員会、ワセダ統一救対、法学部行動委、社学行動委の共催。学内情宣がほとんどできなかったため早大生の参加は前回より少なかったが、社青同解放派、革共同中核派など、早稲田闘争を支援する党派の学生、労働者の参加によって800名が結集した。
式次第は次の通り。
◆二文自治会による開会宣言
◆社学常任委8人委員会からの発言
自治会費(120万円余)の革マルへの横流し
当局の学部団交からの逃亡
民青の常任委からの逃亡
民青による引き回し糾弾
◆法行動委、早稲田祭実行委員会からの発言
◆二文自治会からの基調報告
「我々に最も必要なことは団結であり、その基礎となる相互批判である。我々はこの集会で早大全学連絡会議といったいわば早大解放統一戦線ともいうべき戦線の構築をめざし、圧倒的な学友の結集を呼びかけるものである。」
◆商学部臨執有志、救対、5.17被告、5.8総長団交時に逮捕状の出ている政経学友、慶應5.12実行委、法政一部社自、全逓大崎支部からの発言。
◆教育自治会からの行動提起
これに対し政経執行委から批判的発言。
◆一文、全学行動委からの発言
◆シュプレヒコール
◆ワルシャワ労働歌
全逓大崎支部の労働者からの発言が中核派の党派色が濃いと、解放派、行動委から抗議の声があがり、一時会場は騒然とした。これに対し司会者から「今まで党派の物理的力に頼るのみで、党派に対する見解を曖昧にしたままであったことを自己批判する」という発言があった。早稲田キャンパス182号の記事の最後は「この集会で党派に関する問題が早大生の前に突き出されたわけであるが、このことは今後の闘争において非常に大きな問題である」と結ばれている。
(資料:早稲田キャパス新聞182号)


【リンク】