1973年6月12日(火)法学部三役選挙は民青系が当選。行動委2名は3分の1の支持を獲得。

提供: 19721108
移動先: 案内検索

【法学部自治会三役は従来路線】

5月25日公示、26~28日立候補受付だった法学部自治会三役選挙の結果、民青執行部系「当選させる会」の統一候補の当選と信任により、従来と変わらない体制となった。この選挙は、民青の拠点といわれた法学部において、行動委系の2人が対立候補として立ったことが、11.8以降の運動を象徴するものとなった。委員長選では朝野文夫(民青)1454票に対し青木司郎(行動委)685票、書記長選では島田陽一(民青)1401票に対し宮垣英年737票であった。結果として負けたものの、約3分の1の支持を得た点は記憶に留めておきたい。
現状維持に流れた理由には、立会演説会が中止になるなど、論戦が不十分であったこともあげられよう。
なお、「当選させる会」があげたスローガンは「暴力一掃」「小選挙区制・筑波法案粉砕」「学びがいのある早稲田の創造」「みんなの自治会を」「『黒ヘル』=行動委の武装路線粉砕」の5つ。行動委は「川口君虐殺糾弾」「早大の倦怠~抑圧秩序の加担者日共・民青糾弾」をスローガンに掲げた。(資料:早稲田キャンパス179号)


【リンク】