1972年11月29日(水)教育学部生大会成立

提供: 19721108
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【概要】

午前中から教育学部の学大を支援する学生2000人が、手に手に学部やクラスを表す手作りの旗やプラカードを持って本部正門前に集まり始める。一時、大隈講堂前で集会をしていた革マルが正門前の学生に突っ込んで揉み合いになるなどの混乱があったが、夕方、教育学部学生大会が1570名参加で成立。36人の臨時執行委員を選出した。当局は、翌日からのロックアウト解除を発表。教員による学生証の検問体制を決めた。

【この日のできごと】

当局は、理工学部を除き、2日続きの全学ロックアウト体制を敷く。
16:00 教育学部「学生大会」は22号館301教室に1570名が結集(定足数1000人)する。革マル系・民青系二重執行部をリコールし、行動4原則等の議事案を採択。臨時執行部36名を選出した。

【ドキュメント「教育学部学生大会」】

10時穴八幡。またいつもの常連メンバー。人数が、顔ぶれが固定化してきてしまっている。これではいけないと思う。とにかく、この時点においては、クラスの人間集めること。
全学ロックアウト。ナンセンス。やる事がいじきたない。実に愚かで利敵行為にしかならない。全くのナンセンス。大隈講堂前でZの集会。本部正門前で教育の決起集会。教育は人の集まりが悪いみたい。ガンバッてくれよ。それでも昼過ぎにはかなりの人間が集まる。そして22号館で学大を開く。かなりの人数が集まったらしい。我々は大隈会館の入口を護る。みんな坐り込んで赤旗、黒旗が林立し、夕焼け空に旗がなびき、遠くではデモ隊の喚声がきこえる。まさに革命が今起こらんとしているという感がある。人民戦線の再来か。ワセダ人民戦線。学大は成功し、拍手の内に教育の諸君が出てくる。まさに革命だ。後、大隈講堂前において報告集会。(『一文有志の記録』から)

【教育学部の状況】

教育では専修クラスの結び付きが強く、クラス討論も盛んだった。革マルと民青の二重体制だったが、他学部よりも革マルは緩かった。組織的に動いていなかったが、徹夜集会には参加していた。臨執39人にセクトの人間を入れたこと、学部が臨執を承認しようとしていたことなど…(後送)

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