1972年11月30日(木)政経学部生大会成立

提供: 19721108
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【概要】

大学当局はロックアウトを解除したが、教職員による検問を実施。学生に学生証の提示を求めた。正門前には機動隊の特殊車両が並び200人が待機した。午後3時から10号館で開かれた政経学部学生大会では、革マル系、民青系両執行部を否認し、新たに26人の暫定執行部を選出した。2時間遅れで午後8時からの二文学生大会も定足数に達し、臨執を選出して深夜に散会した。

【この日のできごと】

◎大学当局はロックアウト解除の新聞広告を掲載。チラシを配布して検問体制となるが、他大学生の革マルも構内出入りは自由だった。
◎政治経済学部学生大会が10号館109大教室で行われ、クラ討連議案書を賛成1660(総数2,071)で採択。26名の暫定執行部を選出した。
◎川口サトさんが政経学大を防衛する学生に「学園の自由を」と訴えた。
■革マルが2J級友2名に暴行を加えた。
17:00 一・二文連合臨時教授会・教員会で小山宙丸教授を中心に「学生自治会問題検討委員会」が発足。
20:00 第二文学部学生大会は667名(定足数300)が出席して開催される。臨執を選出し、革マル派執行部をリコール確認した。

【当局の新聞広告】

「早稲田大学の学生諸君へ
本日は、平常通り授業を行ないます。
ただし、学外者の立入りを禁止しますので、本部および文学部の構内に
入る際は、学生証の提示を求めますから、学生証を必ず持参して下さい。
なお、本部構内への出入りは正門のみとします。
昭和47年11月30日 早稲田大学」

【当局の配ったチラシ】

「本日は平常通り授業を行ないますが、ここ一両日の状態からみて、学外者の
構内における行動が目立っています。本30日(木)もなお混乱が予想されます
ので、一時、特に許可された者以外の学外者の入構を禁止します。
本大学学生諸君は本部および文学部の構内に入る際、学生証の提示を求めます
ので協力して下さい。
なお、本部構内への出入りは正門のみとします。
昭和47年11月30日 早稲田大学」

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